Last Tour

自分を傷つけない
自分を大切にする
自分を愛する
自分を受け入れる

これを破る理由は全て言い訳であり、守るルートはある。
守るルートを選ばず、これを破ることは傲慢であり、悪である。

幼い頃から他人が怖かったので、自分を傷つけて相手を立てるような方法で人間関係を築いてきたけど、それは相手を見ず自分に籠るやり方で、おかげで他人を信じず、心も開かず、孤独感と生きることへの虚無感があった。
そんなふうに自分を虐める癖がついて、いつしか自分を産んだ存在をも虐めていた。

自分を傷つける存在であると恐れていた他人の姿は、内なる自分の姿でもある。

自分の殻の外が怖い、深淵を覗くかごとく足が竦む。

「深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いているのだ」

深淵を愛し、深淵と仲良くなれる時が来るのか。
その時、私は「人生」をちょっとだけ理解するのかな。